問題
不法行為に基づく損害賠償責任に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。マンションの外壁タイル落下による事故を想定する。
選択肢
- 1土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときであっても、損害を賠償する責任を負う。
- 2土地の工作物の占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、その所有者が損害を賠償しなければならず、所有者の責任は無過失責任である。
- 3工作物責任において、損害の原因について他にその責任を負う者があるときでも、占有者又は所有者はその者に対して求償権を行使することはできない。
- 4不法行為による損害賠償請求権は、被害者が損害及び加害者を知った時から3年間(人の生命又は身体を害する不法行為の場合は5年間)行使しないときは時効により消滅するが、不法行為の時から10年で消滅することはない。
正解
2. 土地の工作物の占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、その所有者が損害を賠償しなければならず、所有者の責任は無過失責任である。
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解説
工作物責任では、第一次的に占有者が責任を負いますが、占有者が損害発生防止に必要な注意をしたときは免責され、第二次的に所有者が責任を負います。所有者の責任は免責規定がない無過失責任である点が重要です。占有者は必要な注意をすれば免責され、損害の原因につき他に責任者があるときは占有者・所有者は求償でき、時効は知った時から3年(生命身体は5年)かつ不法行為時から20年で消滅します。(根拠:民法717条・724条・724条の2)
一問一答
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