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品質管理の基本

不適合と不良の違い

不適合と不良は、どちらも「決められたことを満たしていない」ことを表す言葉で、意味はとても近いです。ただし品質管理の世界では、決められた要求事項を満たさないことを「不適合」と呼ぶのが今の正式な言い方です。「不良」は昔から使われてきた日常的な表現です。二つの関係と使われ方を確認しましょう。

比較表で見る違い

観点不適合不良
意味決められた要求事項を満たさないこと品物が必要な品質を満たさず役に立たないこと
言葉の位置づけ今の品質管理で使う正式な用語昔からの一般的・日常的な言い方
対象の広さ製品だけでなく作業やサービスにも使える主に品物(モノ)に対して使う
ものを指すとき不適合品(要求事項を満たさない品物)不良品(使えない品物)

それぞれの詳しい解説

A不適合

不適合とは、あらかじめ決められた要求事項(仕様・規格・基準など)を満たしていないことをいいます。たとえば寸法が決められた範囲から外れている、キズがある、といった状態です。品質管理では「不良」に代わってこの「不適合」という言葉を使うのが今の正式なやり方で、製品だけでなく作業のやり方やサービスなど幅広い対象に使えます。要求事項を満たさない品物のことは「不適合品」と呼びます。

  • 決められた要求事項を満たさないこと

  • 今の品質管理で推奨される正式用語

  • 要求を満たさない品物は不適合品

B不良

不良とは、品物が求められる品質を満たしておらず、そのままでは役に立たない状態のことです。昔から現場で広く使われてきた身近な言い方で、意味は不適合とほとんど重なります。使えない品物のことを「不良品」と呼びます。日常会話では今でもよく使われますが、品質管理の正式な文書などでは「不適合」に置きかえて表現するのが一般的です。

  • 品物が必要な品質を満たさない状態

  • 昔からの日常的な言い方

  • 使えない品物は不良品

試験対策のポイント

意味はほぼ同じですが、決められたことを満たさないことを表す今の正式な言葉が「不適合」、昔ながらの言い方が「不良」です。

理解度チェック(3問)

Q1. 「不適合」の意味として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1決められた期日より早く仕事が終わること
  2. 2決められた要求事項を満たしていないこと
  3. 3作業者が休憩をとること
  4. 4製品がよく売れること
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正解:2. 決められた要求事項を満たしていないこと

不適合とは、決められた要求事項(仕様・規格・基準)を満たしていないことです。早く終わることや休憩、よく売れることは、要求事項を満たすかどうかとは関係がありません。

Q2. 不適合と不良の関係の説明として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1不適合は数を数える言葉で、不良は長さをはかる言葉である
  2. 2不適合は良い状態、不良は悪い状態を表す反対の意味である
  3. 3不適合と不良は正反対の意味で、いっしょに使ってはいけない
  4. 4意味はほぼ同じで、今の品質管理では不適合という正式な言葉を使う
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正解:4. 意味はほぼ同じで、今の品質管理では不適合という正式な言葉を使う

不適合と不良は意味がほとんど重なり、今の品質管理では「不適合」を正式な言葉として使います。反対の意味ではなく、数えるかはかるかといった区別とも関係ありません。

Q3. 要求事項を満たさない品物を表す言葉として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1不適合品
  2. 2完成品
  3. 3合格品
  4. 4見本品
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正解:1. 不適合品

要求事項を満たさない品物は「不適合品」と呼びます(昔ながらの言い方では不良品)。完成品・合格品・見本品は、いずれも要求を満たさない品物という意味にはなりません。

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