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品質管理の基本

維持活動と改善活動の違い

仕事の管理は、大きく維持活動と改善活動の二つからなります。決めた基準どおりに仕事をして今の良い状態を保つのが維持活動、今よりもっと良い状態へ引き上げるのが改善活動です。回すサイクルもそれぞれちがい、この二つを合わせて「管理」と呼びます。

比較表で見る違い

観点維持活動改善活動
目的決めた基準どおりの良い状態を保つ今よりも良い状態へ引き上げる
回すサイクルSDCAPDCA
標準への働き決めた標準を守る標準を見直して新しくする
異常が起きたとき元の良い状態へ戻す原因を取り除いて再発を防ぎレベルを上げる

それぞれの詳しい解説

A維持活動

維持活動とは、決められた標準や基準のとおりに仕事を行い、今の良い状態を保ち続ける活動です。作業のやり方を標準として定め、その通りに実施して結果を確認し、もし異常が起きたら元の正常な状態へ戻します。安定して同じ品質を出し続けるための土台となる活動で、標準化して守るSDCAのサイクルで回します。

  • 決めた標準どおりに仕事をする

  • 今の良い状態を保つのが目的

  • SDCAのサイクルで回す

B改善活動

改善活動とは、今の状態をより良い状態へ引き上げる活動です。悪いところの原因を調べて取り除いたり、やり方を工夫してレベルを上げたりします。改善して良くなったやり方は、新しい標準として定め直し、次はそれを維持していきます。計画を立てて実行するPDCAのサイクルで回すのが特徴です。

  • 今よりレベルを上げるのが目的

  • 良くなったやり方は新しい標準にする

  • PDCAのサイクルで回す

試験対策のポイント

今の良さを守るのが維持活動(SDCA)、もっと良くするのが改善活動(PDCA)。二つを合わせて管理と覚えましょう。

理解度チェック(3問)

Q1. 「維持活動」の説明として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1決めた標準どおりに仕事をして今の良い状態を保つこと
  2. 2今の状態を大きく変えてレベルを上げること
  3. 3製品の値段を決めること
  4. 4新しい社員を採用すること
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正解:1. 決めた標準どおりに仕事をして今の良い状態を保つこと

維持活動は、決めた標準どおりに仕事を行い、今の良い状態を保つ活動です。状態を大きく変えて引き上げるのは改善活動であり、価格決定や採用は維持活動の意味とは関係ありません。

Q2. 改善活動で回すサイクルとして、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1SDCA
  2. 25S
  3. 3PDCA
  4. 4QCD
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正解:3. PDCA

改善活動は、計画(Plan)を立てて実行するPDCAのサイクルで回します。SDCAは維持活動のサイクル、5Sは職場環境の活動、QCDは品質・コスト・納期のことで、いずれも改善のサイクルそのものではありません。

Q3. 維持活動と改善活動の関係の説明として、もっとも適切なものはどれか。

  1. 1維持活動だけ行えば改善活動はいらない
  2. 2どちらか一方だけを選んで行うものである
  3. 3二つはまったく関係のない別々の活動である
  4. 4二つを合わせて「管理」といい、両方が必要である
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正解:4. 二つを合わせて「管理」といい、両方が必要である

維持活動と改善活動は合わせて「管理」と呼ばれ、良い状態を保ちながらさらに良くしていくために両方が必要です。どちらか一方だけで十分ということはありません。

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