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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第211問

問題

独占的競争市場の長期均衡では、需要曲線と平均費用曲線がどのような関係になるか?

選択肢

  1. 1接する
  2. 2交わる
  3. 3平行になる
  4. 4一致する

正解

1. 接する

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解説

独占的競争(多数の企業が少しずつ違う商品を売る市場、たとえば飲食店や美容室)の長期均衡では、各企業の需要曲線が平均費用(AC)曲線に「接する」状態になります。接するとは、1点で触れるだけで交わらない、まさにギリギリの位置関係です。 なぜそうなるのか、流れで理解しましょう。短期に儲かっている(超過利潤がある)と、それを見た新規参入者が次々と似た商品で入ってきます。すると既存企業の客が奪われ需要曲線が左に下がっていきます。逆に赤字なら退出が起き需要が回復します。この出入りは「儲けがちょうどゼロ(超過利潤ゼロ、価格=平均費用)」になるまで続きます。価格=平均費用ということは、需要曲線(=価格)とAC曲線が触れ合う=接するということです。 ここがよく問われる落とし穴。接する点は右下がりの需要曲線上にあるため、AC曲線の「最小点」ではなく、その左側のまだ下り坂の途中で接します。つまり企業は平均費用が最も安くなる規模より小さい生産量で操業しており、設備を持て余す「過剰設備(超過設備能力)」が生じます。完全競争ならAC最小点で生産しムダがないのに対し、独占的競争では商品差別化と引き換えにこの非効率が残る、という対比が重要です。

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