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財務・会計難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|財務・会計 第230問

問題

棚卸資産の評価方法のうち、先に仕入れたものから先に払い出すと仮定する方法を何というか?

選択肢

  1. 1先入先出法
  2. 2後入先出法
  3. 3移動平均法
  4. 4総平均法

正解

1. 先入先出法

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解説

先入先出法(FIFO)とは、棚卸資産の払い出し(売上原価への振替)を計算するときに、「先に仕入れた(古い)ものから順に売れていく」と仮定する評価方法です。スーパーで賞味期限の古い牛乳を手前に並べて先に売るのと同じイメージで、実際の物の流れにも近く、自然で分かりやすい方法といえます。 この方法の特徴は、物価が上昇している局面に表れます。古くて安く仕入れた在庫から先に費用(売上原価)になっていくので、売上原価は低めに計算され、その結果として利益が大きく出やすくなります。一方、期末に在庫として残るのは新しく高く仕入れたものなので、貸借対照表の棚卸資産は時価に近い高めの金額になります。たとえば100円→120円→150円と仕入れ値が上がっていれば、売れた分は古い100円から充当され、原価が低く利益が膨らむわけです。 他の評価方法と区別しましょう。後入先出法は逆に新しいものから売れると仮定する方法ですが、現在の会計基準では原則として認められていません。移動平均法は仕入れの都度に平均単価を計算し直す方法、総平均法は一定期間の仕入れをまとめて平均単価を出す方法です。『先入先出=古いものから・物価上昇時は利益大』とセットで覚えると、評価方法の使い分けが理解しやすくなります。

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