問題
選択肢
- 1パレート最適(パレート効率的)
- 2ナッシュ均衡
- 3社会的最適
- 4一般均衡
正解
1. パレート最適(パレート効率的)
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
「これ以上、誰かを犠牲にしなければ、他の誰の満足も増やせない」という、改善の余地が尽きた状態をパレート最適(パレート効率的)といいます。逆に言えば、まだ「誰も損させずに、誰かを得させられる」余地が残っているうちはパレート最適ではありません。 身近な例で。ケーキの分け方を考えましょう。Aさんの取り分を増やすには必ずBさんの取り分を減らさねばならない、という配り方ならパレート最適です。一方、二人とももっと食べたいのにケーキが余っている、という状況なら、余りを誰かにあげれば誰も損せず満足が増えるので、まだパレート最適ではありません。重要なのは、パレート最適は「効率」の概念であって「公平」とは別物だという点。一人が全部、他はゼロという極端に不平等な分配でも、そこから誰かを犠牲にせず改善できないならパレート最適になり得ます。 試験で頻出の定理も押さえましょう。完全競争市場の均衡はパレート最適を達成する(厚生経済学の第一定理)。これが「市場に任せれば効率的な資源配分が実現する」という主張の理論的根拠です。紛らわしい用語として、ナッシュ均衡はゲーム理論で各自が最適反応をとり合った状態(必ずしも効率的でない)、社会的最適は外部性も考慮した社会全体の望ましさ、一般均衡は全市場が同時に均衡した状態を指します。『誰かを犠牲にせず誰も得させられない』のがパレート最適です。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート