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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第243問

問題

誰かを不利にしなければ他の誰かを有利にできない状態を何というか?

選択肢

  1. 1パレート最適(パレート効率的)
  2. 2ナッシュ均衡
  3. 3社会的最適
  4. 4一般均衡

正解

1. パレート最適(パレート効率的)

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解説

「これ以上、誰かを犠牲にしなければ、他の誰の満足も増やせない」という、改善の余地が尽きた状態をパレート最適(パレート効率的)といいます。逆に言えば、まだ「誰も損させずに、誰かを得させられる」余地が残っているうちはパレート最適ではありません。 身近な例で。ケーキの分け方を考えましょう。Aさんの取り分を増やすには必ずBさんの取り分を減らさねばならない、という配り方ならパレート最適です。一方、二人とももっと食べたいのにケーキが余っている、という状況なら、余りを誰かにあげれば誰も損せず満足が増えるので、まだパレート最適ではありません。重要なのは、パレート最適は「効率」の概念であって「公平」とは別物だという点。一人が全部、他はゼロという極端に不平等な分配でも、そこから誰かを犠牲にせず改善できないならパレート最適になり得ます。 試験で頻出の定理も押さえましょう。完全競争市場の均衡はパレート最適を達成する(厚生経済学の第一定理)。これが「市場に任せれば効率的な資源配分が実現する」という主張の理論的根拠です。紛らわしい用語として、ナッシュ均衡はゲーム理論で各自が最適反応をとり合った状態(必ずしも効率的でない)、社会的最適は外部性も考慮した社会全体の望ましさ、一般均衡は全市場が同時に均衡した状態を指します。『誰かを犠牲にせず誰も得させられない』のがパレート最適です。

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