問題
選択肢
- 1貨幣の流通速度
- 2物価水準
- 3実質GDP
- 4マネーサプライ
正解
1. 貨幣の流通速度
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解説
貨幣数量説の有名な式 MV=PY における V は、貨幣の流通速度(Velocity)を表します。これは「世の中にある一定量のお金が、一定期間にいったい何回、取引に使い回されるか」という回転の速さのことです。 式の意味を一つずつ。M はマネーサプライ(世の中に出回っているお金の量)、V は流通速度、P は物価水準、Y は実質GDP(取引される財・サービスの量)。左辺 MV は「お金の量×回転数=のべ支払額」、右辺 PY は「物価×取引量=名目の取引総額」を表し、両辺は同じ取引を別の角度から見たものなので等しくなります。たとえば同じ1万円札でも、1日のうちに何人もの手を渡れば、それだけ多くの取引を支えられますよね。その「使い回しの速さ」が V です。 ここが試験の核心。貨幣数量説では、V(流通速度)は人々の支払い習慣などで決まり短期的には安定的、Y(実質GDP)も完全雇用水準で一定とみなします。すると MV=PY において V と Y が固定なので、M(お金の量)を増やせば、その分だけ P(物価)が比例して上がる、という結論が導かれます。これが「貨幣供給の増加はインフレを招く」というマネタリスト的主張の土台です。選択肢のうち、物価水準は P、実質GDP は Y、マネーサプライは M であり、V が指すのは貨幣の流通速度です。
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