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経営法務難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経営法務 第270問

問題

売買契約のように、当事者双方が対価的な債務を負う契約を何というか?

選択肢

  1. 1双務契約
  2. 2片務契約
  3. 3有償契約
  4. 4諾成契約

正解

1. 双務契約

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解説

双務契約とは、契約の当事者双方が、互いに対価的な意味を持つ債務(義務)を負い合う契約です。『あなたがこれをするから、私はこれをする』という、ギブ・アンド・テイクの関係が両方向に成り立っているのが特徴です。 代表例は売買です。売主は『目的物を引き渡す義務』を負い、買主は『代金を支払う義務』を負います。物と代金が対価としてつり合っており、義務が双方に発生します。賃貸借(物を貸す義務と賃料を払う義務)や請負(仕事を完成させる義務と報酬を払う義務)も双務契約です。 双務契約には特有の効果があります。代表が同時履行の抗弁権で、『相手が自分の義務を履行するまで、こちらも履行を拒める』というもの。代金を払わない買主に対し、売主は『お金が先だ』と引渡しを拒める、というわけです。対になるのが片務契約で、贈与のように一方だけが義務を負うものを指します。なお有償契約は『対価の出費を伴う契約』、諾成契約は『合意だけで成立する契約』という別の切り口の分類で、義務が双方向か一方向かを問う双務・片務とは観点が異なります。

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