問題
選択肢
- 1固定製造間接費の棚卸資産への配分額の違い
- 2変動費の計算方法の違い
- 3売上高の認識方法の違い
- 4直接材料費の評価方法の違い
正解
1. 固定製造間接費の棚卸資産への配分額の違い
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解説
全部原価計算と直接原価計算で営業利益が食い違う原因は、『固定製造間接費を在庫(棚卸資産)にいくら配分するか』の違いにあります。全部原価計算では、工場の固定費(減価償却費や監督者給料など)も製品1個あたりの原価に含めて在庫に乗せます。一方、直接原価計算では固定費を製品原価に含めず、その期に発生した固定費を全額その期の費用(期間原価)として落とします。 ここがポイントです。在庫が増える期は、全部原価計算だと“固定費の一部が売れ残った在庫にくっついて翌期に繰り越される”ため、当期の費用がそのぶん少なくなり利益が大きく出ます。逆に直接原価計算では固定費は売れ残りに関係なく全額当期費用なので、在庫が増えても利益は膨らみません。たとえば作りすぎて在庫を積み上げると、全部原価計算の利益だけが見かけ上よくなる、という現象が起きます。 他の選択肢が誤りな理由も明確です。変動費の計算方法・売上の認識・直接材料費の評価は、どちらの方式でも基本的に同じ扱いで、利益差の原因ではありません。両者の利益差は『固定製造間接費が在庫に配分されるか、全額期間費用になるか』の一点に集約される、と理解してください。
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