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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第273問

問題

IS-LM分析を開放経済に拡張し、為替レートを組み込んだモデルを何というか?

選択肢

  1. 1マンデル・フレミングモデル
  2. 2AD-ASモデル
  3. 3ソローモデル
  4. 4ハロッド・ドーマーモデル

正解

1. マンデル・フレミングモデル

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解説

国内の財市場と貨幣市場の関係を描くIS-LM分析を、外国との取引がある開放経済へ広げ、さらに為替レートを組み込んだのが「マンデル・フレミングモデル」です。とくに小国開放経済(自国の動きが世界の利子率に影響を与えないほど小さい国)を想定し、固定相場制・変動相場制それぞれの下で財政政策と金融政策がどれだけ効くかを分析します。 このモデルの肝は、為替制度によって政策の効き方が真逆になる点です。変動相場制では、金融政策が有効・財政政策が無効になります。金融緩和→利子率低下→資本流出→通貨安→輸出増、と効果が増幅される一方、財政拡大は通貨高による輸出減で相殺されるからです。逆に固定相場制では、財政政策が有効・金融政策が無効になります。固定相場を維持するために中央銀行がレートを守る介入を行い、金融政策の自由が奪われるためです。 似たモデルと区別しましょう。AD-ASモデルは総需要と総供給で物価と産出を分析する枠組み、ソローモデルやハロッド・ドーマーモデルは長期の経済成長を扱う理論で、いずれも為替を中心に開放経済の政策効果を論じるものではありません。マンデル・フレミング=「IS-LMの開放経済版・為替と政策効果の組み合わせ表」と覚えると整理できます。

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