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財務・会計難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|財務・会計 第281問

問題

棚卸資産の期末評価において、取得原価と正味売却価額のいずれか低い方で評価する方法を何というか?

選択肢

  1. 1低価法
  2. 2原価法
  3. 3時価法
  4. 4再調達原価法

正解

1. 低価法

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解説

低価法とは、棚卸資産(在庫)を期末に評価するとき、『取得原価』と『正味売却価額』のいずれか低い方の金額で評価する方法です。正味売却価額とは、売れる見込み価格から販売にかかる費用を差し引いた“実際に手元に残る売値”のこと。原価より売値の方が下がってしまった在庫は、その下がった価格で評価し、差額を評価損として計上します。 背景にあるのは保守主義(慎重さ)の考え方です。値下がりして将来損が出そうな在庫を、買ったときの高い原価のまま資産に残しておくと、財政状態を実態より良く見せてしまいます。そこで“含み損”を早めに表に出して、資産を過大評価しないようにするわけです。たとえば原価100の商品が、流行遅れで正味売却価額70になったら、70で評価し直し、差額30を商品評価損として費用にします。日本の会計基準では、この低価法が原則的な扱いです。 他の選択肢との違いを押さえましょう。『原価法』は値下がりしても取得原価のまま据え置く方法で、保守主義の観点から現在は低価法が原則。『時価法』は時価が原価を上回るときも評価益を計上しうる考え方で、棚卸資産では採りません(含み益は計上しない)。『再調達原価法』は買い直すといくらかかるかで評価する別の考え方です。原価と正味売却価額の“低い方”を採るのが低価法だと押さえてください。

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