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財務・会計難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|財務・会計 第282問

問題

貸倒引当金が該当する引当金の分類はどれか?

選択肢

  1. 1評価性引当金
  2. 2負債性引当金
  3. 3利益留保性引当金
  4. 4偶発債務

正解

1. 評価性引当金

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解説

貸倒引当金は、引当金の分類でいうと『評価性引当金』に当たります。評価性引当金とは、特定の資産の価値を実態に合わせて引き下げるために、その資産から控除する形で表示される引当金のことです。貸倒引当金は売掛金や受取手形といった売上債権(資産)について、回収できなくなりそうな見込額をあらかじめ見積もり、資産のマイナス項目として差し引いて示します。 かみくだくと、売掛金が額面どおり全部回収できるとは限りません。取引先の倒産などで一部は焦げ付く可能性があるため、『この売掛金は本当はこれくらいの価値しかない』と評価を下げておくのが貸倒引当金です。たとえば売掛金1,000のうち過去の経験から30は回収不能と見込めば、貸倒引当金30を設定し、B/S上は売掛金1,000から30を控除して正味970の価値として表示します。資産の評価を適正にする働きをするので“評価性”と呼ばれます。 他の分類との違いを押さえましょう。『負債性引当金』は賞与引当金や退職給付引当金のように、将来の支出(負債)に備えて貸方(負債側)に計上するもの。『利益留保性引当金』は本来の引当金ではなく利益の留保。『偶発債務』は発生が不確実で要件を満たさず引当金にできないものです。貸倒引当金は“資産の控除”という性格の評価性引当金だと押さえてください。

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