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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第290問

問題

原材料費や賃金の上昇により物価が上昇するインフレを何というか?

選択肢

  1. 1コストプッシュ・インフレ
  2. 2ディマンドプル・インフレ
  3. 3資産インフレ
  4. 4マネタリーインフレ

正解

1. コストプッシュ・インフレ

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解説

原油や原材料の価格高騰、賃金の上昇といった「作るためのコスト(供給側のコスト)」が上がることで、モノの値段全体が押し上げられるインフレを「コストプッシュ・インフレ」といいます。文字どおり、費用(コスト)が物価を押し上げる(プッシュ)タイプです。 典型例が、石油ショックのような原油価格の急騰。エネルギーや原材料が高くなると、企業はその分を製品価格に転嫁せざるを得ず、あらゆる商品の値段が上がっていきます。グラフで言えば、生産コストの上昇は総供給(AS)曲線を左へシフトさせ、その結果として物価は上昇し、同時に生産量(産出)は減少します。 ここがコストプッシュ・インフレの怖いところで、「物価高なのに景気は冷える」というスタグフレーション(不況下のインフレ)を招きやすい。需要が増えて起きるインフレと違い、生産が縮みながら物価だけ上がるからです。対になるのがディマンドプル・インフレ——好景気などで需要(総需要AD)が供給を上回って起きるインフレで、こちらはAD曲線の右シフトとして表され、生産量は増えながら物価が上がります。「コストが原因でAS左シフト=コストプッシュ(生産減・スタグフレーション型)」「需要が原因でAD右シフト=ディマンドプル(生産増・好況型)」と対で押さえるのが要点です。

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