問題
選択肢
- 1AD曲線(総需要曲線)
- 2AS曲線(総供給曲線)
- 3IS曲線
- 4フィリップス曲線
正解
1. AD曲線(総需要曲線)
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
物価水準と、経済全体で需要される量との間の負の関係を描いた線が総需要曲線(AD曲線)です。物価が下がるほど総需要は増えるため、右下がりになります。なぜそうなるのかを実質残高効果(ピグー効果)や利子率の経路で説明すると腑に落ちます。物価が下がると、手元の同じ金額のお金で買えるモノが増える、つまり実質的なお金の量が増えます。すると貨幣がだぶつき利子率が下がり、企業はお金を借りやすくなって投資を増やします。投資が増えれば所得が増え、消費も伸びる。こうして物価低下が需要増へとつながるわけです。 AD曲線はこの「物価が下がる→需要が増える」関係を一本の右下がりの線にまとめたものです。対になるAS曲線(総供給曲線)は物価と供給量の関係を示すもので、ADとASの交点で経済全体の物価と生産量が決まります。IS曲線は財市場、フィリップス曲線は失業率とインフレ率(賃金上昇率)の関係を扱う別の道具で、物価と総需要量を直接結ぶADとは役割が違います。ミクロの需要曲線が「ある財の価格と需要量」なのに対し、ADは「経済全体の物価と総需要量」だという視点の違いを意識すると混乱しません。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート