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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第313問

問題

劣等財のうち、所得効果が代替効果を上回り、価格下落時に需要が減少する財を何というか?

選択肢

  1. 1ギッフェン財
  2. 2ヴェブレン財
  3. 3公共財
  4. 4自由財

正解

1. ギッフェン財

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解説

普通、モノの値段が下がれば「お得になったから買おう」と需要は増えます。ところがこの常識が逆転する、きわめて珍しい財がギッフェン財です。値段が下がったのに、かえって需要が減ってしまうのです。なぜそんなことが起きるのか。価格変化の効果は、相対的に安くなった財に乗り換える代替効果と、実質的に使えるお金が増えた分だけ消費を変える所得効果の二つに分解できます。ギッフェン財では後者の所得効果が前者を上回り、しかもその所得効果が逆向きに働くために、全体として需要が減るのです。 具体例として歴史上よく挙げられるのが、貧困層にとっての主食(じゃがいもなど)です。主食の価格が下がると生活費に余裕が生まれ、その余裕で肉や別のごちそうを買えるようになるため、安くなったはずの主食はむしろ買わなくなる、という構図です。ギッフェン財は必ず劣等財(所得が増えると需要が減る財)の一種ですが、すべての劣等財がギッフェン財になるわけではない点に注意が必要です。よく似た名前のヴェブレン財は、高価であること自体がステータスとなって価格が高いほど需要が増えるブランド品のような財で、メカニズムがまったく異なります。公共財や自由財は需要法則の例外という文脈とは無関係です。

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