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財務・会計難易度: 標準2026年度

中小企業診断士 予想問題財務・会計 第116問

問題

管理会計における業績評価指標に関する記述として、残余利益(Residual Income)の説明として最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1売上高から変動費を差し引いた利益である
  2. 2営業利益から投下資本に資本コスト率を乗じた金額を差し引いた利益である
  3. 3税引後当期純利益のことである
  4. 4営業利益を投下資本で除した比率である

正解

2. 営業利益から投下資本に資本コスト率を乗じた金額を差し引いた利益である

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解説

残余利益(RI)=営業利益-(投下資本×資本コスト率)です。これは、投下資本に対する最低限必要な利益(資本コスト)を超えた部分の利益を示します。RIが正であれば、資本コストを上回る収益を生み出していることを意味します。EVA(経済的付加価値)も同様の概念で、NOPAT(税引後営業利益)-(投下資本×WACC)で計算されます。アは限界利益(貢献利益)の説明、ウは当期純利益そのもの、エはROI(投下資本利益率)の説明です。RIは金額(絶対額)で表される指標なので、規模の大きい事業部ほど大きくなりやすく、規模の異なる事業部間の比較には比率であるROIの方が適しています。一方で、ROIによる評価では事業部の現在のROIを下回る投資は(資本コストを上回っていても)見送られがちですが、RIによる評価では資本コストを上回る投資はRIを増やすため採択されやすく、全社の目標と整合しやすい点がRIの長所です。

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