問題
企業の配当政策に関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1MM理論(完全市場の仮定下)では、配当政策は企業価値に影響を与えない
- 2配当の「シグナリング効果」とは、増配が常に株価下落を引き起こすことをいう
- 3自社株買いは配当と異なり、株主還元の手段とはならない
- 4安定配当政策は、毎期の配当を利益に応じて大幅に変動させる政策である
正解
1. MM理論(完全市場の仮定下)では、配当政策は企業価値に影響を与えない
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解説
MM理論の配当無関連命題(Dividend Irrelevance Proposition)は、完全資本市場の仮定のもとでは、企業の配当政策は企業価値に影響を与えないとするものです。イは誤りで、シグナリング効果とは、増配が経営者の業績に対する自信の表れと市場に解釈され、通常は株価上昇要因となることです。ウは誤りで、自社株買いは配当と並ぶ重要な株主還元手段です。自社株買いは1株当たり利益(EPS)の向上や株価下支え効果があります。エは誤りで、安定配当政策は配当額の安定性を重視する政策です。現実の市場では、税制、情報の非対称性、エージェンシーコストにより配当政策は企業価値に影響します。
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