問題
選択肢
- 1P=MC=AC(最小)
- 2P>MC=AC
- 3P=MC>AC
- 4P<MC=AC
正解
1. P=MC=AC(最小)
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解説
完全競争市場の長期均衡では、P=MC=AC(最小)という関係がぴたりと成立します。これは二つの条件が同時に満たされた状態です。一つは利潤最大化の条件であるP=MC(価格=限界費用)。完全競争では企業はプライステイカーなので価格と限界費用が等しくなる点まで生産します。もう一つはゼロ利潤の条件であるP=AC(価格=平均費用)です。 なぜ長期にはゼロ利潤になるのでしょうか。もし企業が超過利潤(普通以上の儲け)を上げていれば、それを目当てに新規企業が次々と参入してきて供給が増え、価格が下がっていきます。逆に赤字なら企業が退出して供給が減り価格が上がります。この出入りは超過利潤がゼロになるまで続くため、最終的にP=ACに落ち着くのです。さらに重要なのは、このときACがその最小値をとっている点です。なぜなら限界費用曲線は平均費用曲線の最低点を通るので、P=MCとP=ACが同時に成り立つのはちょうどAC最小の点だけだからです。つまり長期均衡では、各企業は最も効率のよい規模で生産し(AC最小)、価格は限界費用に等しく(資源配分が効率的)、超過利潤はゼロ、という三拍子そろった理想的な状態になります。P>MCやP<MCの選択肢はこの利潤最大化・ゼロ利潤の同時成立を満たさないため誤りです。
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