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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第353問

問題

契約後に一方の当事者が努力を怠る問題を何というか?

選択肢

  1. 1モラルハザード(道徳的危険)
  2. 2逆選択
  3. 3フリーライダー
  4. 4エージェンシー問題

正解

1. モラルハザード(道徳的危険)

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解説

契約を結んだ「後」に、一方の当事者が相手から見えないのをいいことに努力をサボったり、注意を怠ったりしてしまう問題を「モラルハザード(道徳的危険)」といいます。情報の非対称性、つまり相手の行動が観察できないことから生じます。 典型例が保険です。火災保険に入った途端、用心を緩めて火の元の確認が雑になる——保険があるから大丈夫という油断が、かえってリスクを高めてしまう。雇用でも、固定給だけで成果が見られないと従業員が手を抜きやすい、というのも同じ構図です。 似た用語の「逆選択」と混同しやすいですが、決め手は『契約の前か後か』です。逆選択は契約「前」に質の悪い相手ばかりが集まってくる問題(中古車市場で悪い車ばかり出回る、保険に病気がちな人ほど入りたがる)。一方モラルハザードは契約「後」の行動の問題です。フリーライダーは公共財でお金を払わずタダ乗りすること、エージェンシー問題は依頼人と代理人の利害不一致を広く指す概念で、モラルハザードはその一形態と位置づけられます。

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