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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第372問

問題

各企業が他社の価格を所与として利潤最大化を図る寡占モデルを何というか?

選択肢

  1. 1ベルトラン・モデル
  2. 2クールノー・モデル
  3. 3シュタッケルベルク・モデル
  4. 4屈折需要曲線モデル

正解

1. ベルトラン・モデル

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解説

寡占市場で、各企業が『ライバルの価格は変わらないもの』と前提(所与)して、自社の価格を決めて利潤を最大化しようとする競争モデルを「ベルトラン・モデル」といいます。企業が動かす戦略変数が“価格”である点が最大の特徴です。 このモデルからは驚くべき結論が出ます。同質の財(どの企業のものも区別がつかない財)の場合、相手より少しでも安くすれば顧客を総取りできるので、互いに値下げ合戦になり、最終的に価格は限界費用(P=MC)まで下がってしまいます。たった2社しかいなくても、結果は完全競争と同じになる——これを『ベルトラン・パラドックス』といいます。少数企業なのに競争的結果になる、という意外性が試験で問われます。 比較で整理しましょう。「クールノー・モデル」は企業が動かすのが“生産量”で、相手の生産量を所与として自社の量を決めるモデル。同質財でもクールノーでは価格はMCより高く残ります。「シュタッケルベルク・モデル」は、先導者が先に量を決め追随者が後から反応する“逐次手番”の数量競争。「屈折需要曲線モデル」は寡占下で価格が硬直的になる(値上げには追随されず値下げには追随される)理由を説明するモデルです。『ベルトラン=価格、クールノー=数量』が最重要の対比です。

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