問題
消費者の効用関数がU = √y であるものとする。ただし、yは所得である。いま、25%の確率で所得が1万円となり、75%の確率で100万円になる不確実な状況の期待効用として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1725
- 2757
- 3775
- 4752,500
正解
3. 775
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解説
正解はウ(775)である。期待効用は所得 y の確率分布に対し効用 U(y) = √y の期待値をとることで求められる。 期待効用 E[U] = 0.25 × U(10,000) + 0.75 × U(1,000,000) (1万円 = 10,000円、100万円 = 1,000,000円として計算) = 0.25 × √10,000 + 0.75 × √1,000,000 = 0.25 × 100 + 0.75 × 1,000 = 25 + 750 = 775 したがって期待効用は 775 となる。なお、効用関数 U = √y は所得に対して凹関数(限界効用逓減)であり、リスク回避的選好を表す。所得の期待値 E[y] = 0.25×10,000 + 0.75×1,000,000 = 752,500 円に対する効用 √752,500 ≒ 867 と比べると、期待効用 775 はそれを下回ることが確認でき、リスク回避者であれば確実な等価所得(確実同値)が期待値より小さくなる性質と整合する。 アの 725、イの 757 は中間の計算ミスを誘う錯乱肢で、エの 752,500 は「所得の期待値」そのもの(効用に変換していない)であり、期待効用ではない。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第17問)
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