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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第379問

問題

社会全体の効用を個人の効用の関数として表したものを何というか?

選択肢

  1. 1社会的厚生関数
  2. 2効用関数
  3. 3生産関数
  4. 4費用関数

正解

1. 社会的厚生関数

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解説

社会全体の望ましさ(厚生)を、それを構成する各個人の効用の組み合わせとして表したものを「社会的厚生関数」といいます。W=f(U₁, U₂, …, Uₙ)のように、個々人の満足度を集めて社会全体の評価を導く“ものさし”です。 この関数が必要になるのは、政策の良し悪しを判断する場面です。たとえば再分配政策で誰かが得をし誰かが損をするとき、社会全体として望ましくなったかをどう測るか——個人の効用を足し合わせる物差しがなければ判断できません。そこで社会的厚生関数を使い、社会の幸福度が上がったかどうかを評価します。 面白いのは、この関数の“形”には価値観が反映される点です。全員の効用を単純合計する『功利主義型(ベンサム型)』、最も恵まれない人の効用を最大化することを重視する『ロールズ型(マキシミン)』など、何を公正とみなすかで関数の形が変わります。混同しやすい「効用関数」は1人の消費者の満足度を消費量で表したミクロの関数、「生産関数」は投入要素から産出量を導く関数、「費用関数」は生産量とコストの関係を表す関数で、いずれも“社会全体の厚生”を扱う社会的厚生関数とはレベル(個別か社会全体か)が異なります。

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