問題
選択肢
- 1社会的厚生関数
- 2効用関数
- 3生産関数
- 4費用関数
正解
1. 社会的厚生関数
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解説
社会全体の望ましさ(厚生)を、それを構成する各個人の効用の組み合わせとして表したものを「社会的厚生関数」といいます。W=f(U₁, U₂, …, Uₙ)のように、個々人の満足度を集めて社会全体の評価を導く“ものさし”です。 この関数が必要になるのは、政策の良し悪しを判断する場面です。たとえば再分配政策で誰かが得をし誰かが損をするとき、社会全体として望ましくなったかをどう測るか——個人の効用を足し合わせる物差しがなければ判断できません。そこで社会的厚生関数を使い、社会の幸福度が上がったかどうかを評価します。 面白いのは、この関数の“形”には価値観が反映される点です。全員の効用を単純合計する『功利主義型(ベンサム型)』、最も恵まれない人の効用を最大化することを重視する『ロールズ型(マキシミン)』など、何を公正とみなすかで関数の形が変わります。混同しやすい「効用関数」は1人の消費者の満足度を消費量で表したミクロの関数、「生産関数」は投入要素から産出量を導く関数、「費用関数」は生産量とコストの関係を表す関数で、いずれも“社会全体の厚生”を扱う社会的厚生関数とはレベル(個別か社会全体か)が異なります。
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