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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第397問

問題

現在の所得水準に基づいて消費が決まるとするケインズの仮説を何というか?

選択肢

  1. 1絶対所得仮説
  2. 2恒常所得仮説
  3. 3ライフサイクル仮説
  4. 4相対所得仮説

正解

1. 絶対所得仮説

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解説

消費はもっぱら『今の(その時点の)所得水準』によって決まる、と考えるケインズの仮説を「絶対所得仮説」といいます。前出の消費関数C=C₀+cY(C₀は基礎消費、cは限界消費性向)がまさにこの考えを表したもので、現在の所得Yが増えれば消費が増える、というシンプルな関係です。 直感的には分かりやすく、短期的にはよく当てはまります。今月の給料が増えれば今月の支出を増やしやすい、という日常感覚どおりだからです。ただし弱点もあります。たとえば一時的な臨時収入が入っても、人は将来も見据えて全部は使わないことが多く、『今の所得だけ』で消費を説明しきれない場面が出てきます。 そこを補おうとしたのが他の仮説です。「恒常所得仮説」(フリードマン)は、人は一時的な所得変動には反応せず、平均的・長期的に見込める“恒常所得”に基づいて消費を決めると考えます。「ライフサイクル仮説」(モディリアーニ)は、人は一生涯の所得を見通して、若い頃や老後も含め生涯を通じて消費をならそうとすると説きます。「相対所得仮説」(デューゼンベリー)は、自分の消費が周囲の人々の消費水準や自分の過去の最高所得に引きずられるとする考え(消費の習慣性・デモンストレーション効果)です。『現在の所得だけで決まる=絶対所得仮説(ケインズ)』が出発点で、他は将来や周囲を織り込んだ発展形、と整理しましょう。

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