問題
下図は、X財とY財に対するある個人の無差別曲線(U1,U2,U3)を描いたものである。U1,U2,U3は直線であるものとし、A点とB点は無差別曲線U1上にあり、C点は無差別曲線U3上にある。 この図の説明として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

選択肢
- 1効用の不飽和性が成り立つ場合、A点とC点の効用水準は等しい。
- 2これらの無差別曲線の限界代替率は逓減している。
- 3これらの無差別曲線は、2つの財が完全代替財であることを意味している。
- 4これらの無差別曲線は、2つの財が完全補完財であることを意味している。
- 5無差別曲線U1上でA点から得られる効用水準は、B点から得られる効用水準よりも高い。
正解
3. これらの無差別曲線は、2つの財が完全代替財であることを意味している。
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解説
無差別曲線の形状から消費者の選好の性質を判定する問題。 無差別曲線が「直線」である場合、限界代替率(MRS)が一定であり、これは「2つの財が完全代替財」であることを意味する。例えば、500円玉と100円玉5枚は同等の価値を持ち、MRSは常に5:1で一定。 ウ:直線の無差別曲線は完全代替財の性質を示すので正しい。 ア:A点とC点は異なる無差別曲線(U1とU3)上にあり、効用の不飽和性(より多い方が望ましい)が成り立つ場合、U3はU1より右上方にあるためC点の効用水準の方が高い。「等しい」は誤り。 イ:直線の無差別曲線では、傾き(=MRS)が一定なので「限界代替率は逓減しない」。逓減MRSは凸状の無差別曲線の特徴。よって誤り。 エ:完全補完財はL字型(直角)の無差別曲線で表される。直線は完全代替を表すので誤り。 オ:同じ無差別曲線(U1)上にあるならば、A点とB点の効用水準は「等しい」のが無差別曲線の定義。「Aが高い」は無差別曲線の定義に反するので誤り。 よって正解はウ。無差別曲線の形状と選好特性の対応関係を整理しておくことが大事。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成24年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第16問)
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