問題
選択肢
- 1自然失業率(NAIRU)
- 2循環的失業率(需要不足失業率)
- 3摩擦的失業率
- 4構造的失業率
正解
1. 自然失業率(NAIRU)
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解説
景気が良くても悪くても景気循環とは関係なく残ってしまう失業率、すなわちインフレを加速も減速もさせない水準の失業率を「自然失業率(NAIRU:インフレを加速させない失業率)」といいます。フリードマンらが提唱した概念です。 自然失業率は、なくそうとしても残る2種類の失業から成ります。一つは「摩擦的失業」——転職活動中などで、より良い仕事を探している間の一時的な失業。もう一つは「構造的失業」——産業構造の変化で求められるスキルと求職者の持つスキルが噛み合わないことによる失業(ミスマッチ)。この2つを合わせたものが自然失業率で、景気刺激策では消せないタイプの失業です。 重要なのが、フィリップス曲線との関係です。短期では『失業を減らせばインフレが進む』という右下がりのトレードオフ(フィリップス曲線)が成り立ちますが、長期では人々がインフレを織り込むためこのトレードオフは消え、フィリップス曲線は自然失業率の水準で“垂直”になります。つまり長期的には、金融緩和で失業率を自然失業率より下げ続けることはできず、無理に下げようとすると物価だけが際限なく上がる、というのが結論です。循環的失業は景気変動で生じる失業であり、長期フィリップス曲線が垂直になる水準(自然失業率)とは無関係です。
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