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企業経営理論難易度: 標準2007年度

中小企業診断士 過去問|企業経営理論 第3問

問題

生産数量や費用構造の変動と競争状況に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1企業間で生産能力や変動費に非対称性があり、それを制御できる場合、企業は競争優位を確立して、安定的な地位を築くことができる。
  2. 2業界で自由競争が展開されている状況で、企業の費用構造が同質化するにつれて、価格競争は激化しやすくなる。
  3. 3収穫が逓減するのは、固定的な生産要素が存在せず、生産数量が拡大するにつれて、平均費用が減少する場合である。
  4. 4需要の価格弾力性が低く、かつ、供給能力が伸長している市場では、価格競争の回避が難しくなり、企業の収益は低迷しやすくなる。
  5. 5費用構造が収穫逓増を示すとき、最適生産規模が成立しないので、企業は生産数量を拡大して効率を上げようとしがちになり、規模拡大にともなってビジネスのリスクが高くなりやすい。

正解

3. 収穫が逓減するのは、固定的な生産要素が存在せず、生産数量が拡大するにつれて、平均費用が減少する場合である。

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解説

収穫逓減とは固定的な生産要素が存在するもとで生産数量を拡大すると平均費用が増加していく現象であり、ウは「固定的な生産要素が存在せず」「平均費用が減少」とする点が逓増の説明と取り違えており最も不適切。アは費用構造の非対称性を制御できれば競争優位につながる点、イは費用構造の同質化が価格競争を激化させる点で妥当。エは価格弾力性が低く供給能力が伸びる市場で価格競争回避が難しい点、オは収穫逓増下では最適規模が定まらず規模拡大競争とリスク増大が生じやすい点でいずれも適切である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第3問)

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