問題
航空会社は、搭乗距離によるフリークエント・フライヤーズ・プログラム(FFP)を取り入れている。それと類似の、購買金額によるポイント制度(たとえばフリークエント・ショッパーズ・プログラム)が小売業においても、多く採用されている。これに関して、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1クレジットカード利用客に向けて、ポイント付与率を現金客より低く設定することによって、両者の販売にかかるコストの差を縮小できる。
- 2小売店にとってポイント制度は競争手段であり、他社によって模倣されにくく、競争優位を維持することができる。
- 3顧客の実質的支払金額は低くなっても、販売価格それ自体は大幅な値引きをしていないことになる。
- 4他店とポイント連携をすると、新規顧客の獲得に有利に働く一方、自店のポイントを他店で活用され、自店の売上増加につながるとは限らない。
- 5販売価格そのものの割り引きは、顧客の固定化に結び付きにくいが、これに対し、ポイント制度は次回の来店を促し、顧客の固定化に結び付けることができる。
正解
2. 小売店にとってポイント制度は競争手段であり、他社によって模倣されにくく、競争優位を維持することができる。
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解説
ポイント制度は仕組みが分かりやすく導入も容易なため、競合他社にも容易に模倣されやすく、単独で持続的な競争優位を維持できるとは言いにくい。イの「他社によって模倣されにくく競争優位を維持できる」とする記述は最も不適切。アはカード手数料分を踏まえ現金客とのコスト差を縮める付与率設定、ウは値引きに見えにくく実質負担を下げる効果、エは他店連携の利点と自店売上に必ずしも結びつかない側面、オは値引きと異なり次回来店を促し顧客を固定化できる点で、いずれもポイント制度の説明として適切である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第30問)
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