問題
財務省「法人企業統計季報」に基づいて、1994年以降2005年までの期間について中小企業のキャッシュフロー額と設備投資額の推移を見た場合、最も適切なものはどれか。なお、ここでは資本金1億円未満の法人企業を中小企業と見なす。また、ここでは、キャッシュフロー額を経常利益額の半分と減価償却費の合計と定義する。
選択肢
- 1中小企業のキャッシュフロー額は一貫して設備投資額を上回っているが、その差は縮小傾向にある。
- 2中小企業のキャッシュフロー額は一貫して設備投資額を上回っており、その差は拡大傾向にある。
- 3中小企業のキャッシュフロー額は一貫して設備投資額を下回っているが、その差は縮小傾向にある。
- 4中小企業のキャッシュフロー額は一貫して設備投資額を下回っており、その差は拡大傾向にある。
正解
2. 中小企業のキャッシュフロー額は一貫して設備投資額を上回っており、その差は拡大傾向にある。
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解説
正解はイ。中小企業白書2006年版が引用する財務省「法人企業統計季報」によれば、1994年以降の中小企業はキャッシュフロー額が設備投資額を一貫して上回って推移してきた。バブル崩壊後、中小企業は過剰債務の圧縮や財務体質の改善を優先し、設備投資を慎重に抑制したため、稼いだ資金が投資に回らず手元資金が積み上がる構図が続いた。その結果、キャッシュフローと設備投資の差はむしろ拡大傾向を示した。投資が手控えられたことで内部資金が滞留した実態を表すイが正しく、下回るとするウ・エ、差が縮小するアはいずれも誤りである。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第2問)
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