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企業経営理論難易度: 標準2008年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第3問

問題

競争を通じて、同業者は似通った戦略をとるグループを形成することがある。このような現象や成立の理由に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1ある製品分野の生産のために垂直統合を強めると、企業の生産体制や製品ラインは似通ってくるので、戦略グループが生まれやすくなる。
  2. 2いったん戦略グループが形成されると、そのグループから他のグループへの移動は難しくなりがちであるが、グループ内では競争関係は緩和される。
  3. 3顧客層と製品ラインの幅を考慮して、最適生産規模を追求したり、共通コストの節約を図ると、次第に一貫した戦略行動になるので、似通った企業の集団が生まれやすくなる。
  4. 4同一産業内に複数の戦略グループが存在することが少なくないが、これは市場の広がりと製品ラインの絞り込み等が異なるからである。
  5. 5同一産業内の戦略グループ間で収益が異なるのは、それぞれの戦略グループが直面する脅威と機会が異なるからである。

正解

2. いったん戦略グループが形成されると、そのグループから他のグループへの移動は難しくなりがちであるが、グループ内では競争関係は緩和される。

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解説

戦略グループとは産業内で類似した戦略次元をとる企業の集団であり、グループ間の移動を妨げる移動障壁が存在するためグループ間で収益差が生じる。同一グループ内の企業は戦略が似通うため直接的に競合し、競争はむしろ激しくなる傾向がある。イは「グループ内では競争関係は緩和される」としているが、同質的な戦略をとる企業同士はかえって競争が激化しやすく最も不適切。ア・ウは戦略行動の同質化による集団形成、エは戦略次元の差異による複数グループの併存、オは脅威・機会の差による収益差を述べており適切である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成20年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第3問)

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