問題
リスク選好度に関する下記の設問に答えよ。 (設問2) 不況に直面したとき、企業は雇用を削減する必要に迫られる。労働者は解雇されれば大幅な所得減に直面するが、解雇されなければこれまでと同等の所得水準を維持できる。したがって、不況下では労働者は所得水準の変動リスクに直面することになる。一方、ワークシェアリングでは、すべての労働者が解雇されるわけではないものの、一定水準の所得減となる。リスク選好度に関して最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1リスク愛好的な労働者はワークシェアリングを好む。
- 2リスク回避的な労働者はワークシェアリングを好む。
- 3リスク中立的な労働者はワークシェアリングを好む。
- 4リスクの選好度にかかわらず、どの労働者もワークシェアリングを好まない。
正解
2. リスク回避的な労働者はワークシェアリングを好む。
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解説
解雇か雇用継続かという選択は、大幅な所得減(解雇)と所得維持(雇用継続)という変動の大きい不確実な所得(リスクのあるくじ)に直面することを意味する。一方、ワークシェアリングは全員が一定水準の所得減を確実に受け入れる選択であり、所得の変動を伴わない確実な選択肢である。 リスク回避的な労働者は、期待値が同程度であれば変動の小さい確実な選択肢を好む。したがって所得が変動するリスクを避けられるワークシェアリングを選好する。よってイが正しい。 リスク愛好的な労働者は変動の大きい選択肢(解雇のリスクを伴う雇用形態)を好むためアは誤り。リスク中立的な労働者は期待所得のみで判断し確実性を特に選好しないためウも適切ではない。エも回避的な労働者の選好を説明できず誤り。したがって正解はイである。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第18問 設問2)
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