問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 社会が期待するように企業が自ら進んで責任を果たそうとする姿勢は、その後の企業の存続に直結しかねない重大な課題なのである。 (設問4) 文中の下線部で指摘されるような企業の社会的責任への対応について述べた記述として、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1企業は未然にリスクや不祥事等を防ぐべくコンプライアンスを実施するとともに、外部からの予測できない事態に対してはリスク・マネジメントと呼ばれる危機対応を実施することが重要である。
- 2顧客の中に企業のアイデンティティを形成することができれば、企業は良好な評判を確立しやすくなるので、日常的にコーポレート・コミュニケーションを展開することが重要である。
- 3人命にかかわるトラブルについては、超正直企業といわれるほどに収益性を犠牲にしてでも、従業員ぐるみで製品の修理や回収を徹底することが必要であり、そのためにはトップの強力なリーダーシップが重要である。
- 4品質管理の失敗は、損失に直結するコストとしてばかりでなく、長期的に顧客の忠誠心を低下させて、将来の収益を損なう経営リスクとしての認識を全社的に促すことが重要である。
- 5不祥事が発生した場合、企業の不祥事への対応と活動方針を社会に伝えるべく利害関係者に広く情報提供することが重要である。
正解
1. 企業は未然にリスクや不祥事等を防ぐべくコンプライアンスを実施するとともに、外部からの予測できない事態に対してはリスク・マネジメントと呼ばれる危機対応を実施することが重要である。
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解説
リスク・マネジメントは本来、外部からの予測できない事態のみならず、平時から想定されるリスクを事前に予測・評価し回避・軽減する管理活動全般を指す。アは「外部からの予測できない事態に対して」実施する危機対応をリスク・マネジメントと呼んでいる点が狭く、予測できない事態への事後対応はむしろクライシス・マネジメントに近い。コンプライアンスとリスク・マネジメントの位置づけが不正確であり、最も不適切。イ・ウ・エ・オはいずれもCSR対応として適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第1問 設問4)
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