問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 直接的に企業の社会的責任のあり方が顕在化するのは、企業の提供する製品やサービスへのクレームやトラブルあるいは不祥事をめぐってである。発生した問題に対して企業が誠実に適切に対応することは当然なことであるが、それがうまく行われていない例が数多く見られる。 (設問3) 文中の下線部で指摘されるような問題が発生する可能性の高い状況として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 a 新製品は発売から半年をめどに製品の完成度を高めるようにしているので、その間のクレームには技術部門を含めて全社をあげて積極的に応じるが、その後は営業部門のみで対応するようにしている。 b 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の事故原因の調査報告や提言に注意しつつ、消費生活用製品安全法に基づく指示命令が出るまで企業からの積極的な対応は控えることにしている。 c 生産現場で起こったトラブルは直ちに工場長に伝えられ、工場の独立採算性を勘案して各工場段階で対応措置がとられるようにしており、本社へはその措置のめどが立った段階で報告される。
選択肢
- 1aとbは問題が発生する可能性が高い。
- 2aとcは問題が発生する可能性が高い。
- 3bとcは問題が発生する可能性が高い。
- 4aとbとcはいずれも問題が発生する可能性が高い。
- 5aとbとcはいずれも問題が発生する可能性は低い。
正解
4. aとbとcはいずれも問題が発生する可能性が高い。
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解説
bは行政の指示命令が出るまで積極的な対応を控える受け身の姿勢であり、被害拡大を招くおそれが高く問題発生の可能性が高い。cは工場の独立採算性を優先し本社報告が事後になる体制で、全社的・迅速な危機対応ができず問題発生の可能性が高い。aは半年経過後は営業部門のみの対応に切り替わるが、初期に全社で積極対応する点で危機対応の枠組みは備わっており、b・cより問題は生じにくい。したがって「bとc」が該当し、エが最も適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第1問 設問3)
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