問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 標的として設定する市場細分の選定にあたっても、企業の目的・戦略・資源との適合を図る必要がある。 (設問2) 文中の下線部に関連する以下の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1カメラ・メーカーのX社は、インスタント・カメラで特定市場細分における専門化の利益を享受していたが、デジタル技術の登場によって存続の危機に陥った。これは集中型マーケティングに固執し、環境適応を怠ったからである。
- 2書籍流通業者のY社は各地の大学図書館の多様なニーズを充足するため、大学図書館の書籍購入システムを効率化するだけでなく、図書館業務の専門家を派遣し、利用者へのレファレンス業務のサービス向上に貢献している。このような特定市場の複数ニーズに総合的に対応するアプローチを市場専門化という。
- 3製パン・メーカーのZ社は、同一の製品を、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、総合スーパーに加え、学校や病院、企業の食堂や大手レストラン・チェーンに販売している。こうしたアプローチを選択的専門化という。
- 4相互に異質な性格をもつ複数の市場細分の間に、活用できる類似性が存在することがある。たとえば、四輪駆動車は登山やスキーの愛好家たちからも、都会でのドライブを楽しむ人たちからも選好される。このような市場細分群のことをスーパーセグメントという。
正解
3. 製パン・メーカーのZ社は、同一の製品を、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、総合スーパーに加え、学校や病院、企業の食堂や大手レストラン・チェーンに販売している。こうしたアプローチを選択的専門化という。
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解説
ウは「同一の製品」を多様な販売先に展開するアプローチを「選択的専門化」と説明しているが、選択的専門化は複数の異なるセグメントそれぞれに対し(必ずしも同一でない)製品で対応する戦略を指す。同一製品で多数の顧客層に幅広く販売する記述は製品専門化ないし市場全体への対応に近く、選択的専門化の定義に合致せず最も不適切。ア(集中型マーケティングのリスク)、イ(市場専門化)、エ(スーパーセグメント)はいずれも適切な説明。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第23問 設問2)
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