問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 マーケティングは、極めて実践的な概念であるため、マーケティングの活動主体となる組織・機関の範囲や、それらを取り巻く環境の変化を受け、これまでにもその定義がしばしば改定されてきた。アメリカ・マーケティング協会による近年の定義として、以下2004年のものと2007年のものが挙げられる。 (2004年の定義) 「マーケティングとは、顧客価値を創造・伝達・提供し、組織とそのA の双方を利する形で顧客との関係性を管理するための組織機能と一連のプロセスのことを指す」 (2007年の定義) 「マーケティングとは、顧客やクライアント、パートナー、さらには広くB 一般にとって価値のあるオファリングスを創造・伝達・提供・交換するための活動とそれに関わる組織・機関、および一連のプロセスのことを指す」 (設問1)文中の空欄Aにあてはまる最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1エンプロイー
- 2カスタマー・リレーションシップ
- 3ステークホルダー
- 4セールス・エージェント
- 5マーチャント・ホールセラー
正解
3. ステークホルダー
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解説
AMA(アメリカ・マーケティング協会)の2004年定義は「マーケティングとは、顧客価値を創造・伝達・提供し、組織とそのステークホルダーの双方を利する形で顧客との関係性を管理するための組織機能と一連のプロセスのこと」とされている。「ステークホルダー」(利害関係者)には、顧客のみならず従業員、取引先、株主、地域社会、規制当局など、組織活動に影響を受け/与える主体すべてが含まれる。マーケティングの責任範囲が顧客接点だけでなく、より広範な利害関係者全体に広がっていることを示す重要な概念である。よってウが最も適切。アのエンプロイー(従業員)、エのセールス・エージェント(販売代理人)、オのマーチャント・ホールセラー(卸売商)は、いずれもステークホルダーの一部に過ぎず、定義としては狭すぎる。イのカスタマー・リレーションシップは「組織と顧客の関係性そのもの」を指す概念で、「組織とその○○の双方を利する」という文脈の「○○」(並立する主体)には当てはまらない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第28問 設問1)
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