問題
選択肢
- 1中小企業の借入金利子率(=支払利息・割引料/(短期・長期借入金+社債+受取手形割引高)×100)は大企業の2倍以上の水準である。
- 2中小企業の債務償還年数(=(短期・長期借入金+社債)/(経常利益×50%+減価償却費+特別減価償却費-役員賞与-中間配当額-配当金))は大企業の2倍以上の水準である。
- 3中小企業の自己資本比率(=(純資産-新株予約権)/総資本×100)は大企業の半分以下の水準である。
- 4中小企業の総資本回転率(=売上高/総資本)は大企業を上回っている。
正解
2. 中小企業の債務償還年数(=(短期・長期借入金+社債)/(経常利益×50%+減価償却費+特別減価償却費-役員賞与-中間配当額-配当金))は大企業の2倍以上の水準である。
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解説
財務省「法人企業統計年報」(2008年度、非一次産業)に基づくと、債務償還年数(営業キャッシュフローを生み出す力に対する借入金の倍率を示す指標)は中小企業が大企業の2倍以上の水準にあり、中小企業の借入金返済余力が大企業に比べ大きく劣ることを示している。具体的には大企業の債務償還年数が約4〜5年程度であるのに対し、中小企業は約12〜15年程度と倍以上の長さである。これは中小企業の収益力(経常利益・キャッシュフロー)が相対的に低い一方で借入金依存度が高いという構造的特徴を反映している。アの借入金利子率は中小企業のほうが高めだが2倍までは差がない。ウの自己資本比率は中小企業が大企業より低いものの半分以下とまでは言えない(中小30%程度、大企業40%強)。エの総資本回転率は中小企業のほうが大企業を下回る傾向にあり誤り。したがってイが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第5問 設問1)
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