問題
選択肢
- 1アウトバウンドなサプライチェーンは、低価格な汎用部品では有利であるが、頻繁な設計や生産計画の変更に柔軟に対応する場合、外部企業との管理が複雑になりやすく、有利とは言えなくなる。
- 2オープンイノベーションが盛んになるにつれて、大企業間の技術提携が活発になり、技術開発力や特異な生産技術をもつ中小企業は次第に締め出される。
- 3欧州ではソフトウェアのプラットフォームの国際標準化が活発化しており、わが国中小企業の多くはそのネットワークへ参加して、標準化適応部品の国際受注を増大させている。
- 4部品を特定の企業や生産地域に依存しすぎることから生じるリスクを回避する動きが強まっているため、地場産業は受注困難な状況に直面するようになった。
正解
1. アウトバウンドなサプライチェーンは、低価格な汎用部品では有利であるが、頻繁な設計や生産計画の変更に柔軟に対応する場合、外部企業との管理が複雑になりやすく、有利とは言えなくなる。
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解説
アウトバウンドなサプライチェーン(海外調達中心のグローバルなサプライチェーン)は、低価格・大量生産の汎用部品調達では規模の経済とコスト面で有利となるが、頻繁な設計変更や生産計画変更が必要な場合は、地理的距離・時差・言語・文化の差異から外部企業との情報共有や調整が複雑になり、リードタイムや柔軟性の面で不利となる。よってアが最も適切。イはオープンイノベーションは大企業と中小企業の双方向的な知識交流を促進するもので、中小企業が締め出される傾向ではなく、むしろ特異な技術をもつ中小企業の参画機会が拡大する。ウはわが国中小企業の多くが欧州ソフトウェアプラットフォームに広く参加し国際受注を増大させているという事実は確認できず、誇張された記述。エは部品の単一依存リスク回避(マルチソース化)の動きは確かにあるが、それによって地場産業全体が受注困難に陥るわけではなく、むしろ分散調達先として地場産業に機会が生まれる場合もある。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成24年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第11問)
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