問題
選択肢
- 1会計士や弁護士など、社外の教育機関で訓練を受け、仕事のやり方や成果に対して一定の基準を共有しているプロフェッショナルの活用は、判断業務の少ない職場で有効性が高くなる。
- 2社内外で部品間のインターフェイスを標準化することで、クローズドアーキテクチャを実現できるとともに、安価な外部部品を利用することが可能になる。
- 3社内の人材を教育訓練したり、社会化を通じて組織文化への同調を求めることを通じて、労働力そのものを標準化することにより、分業が調整しやすくなる。
- 4多様な顧客を対象とする営業現場では、作業手順を標準化しマニュアルを用意することで不確実性を減らすことができるが、目標などのアウトプットの標準化は顧客満足度を低下させてしまう。
- 5並行型分業体制をとっている部門間に、目標や評価基準の標準化を導入すると、部門間競争が激化するため、従業員の職務への動機づけは低下してしまう。
正解
3. 社内の人材を教育訓練したり、社会化を通じて組織文化への同調を求めることを通じて、労働力そのものを標準化することにより、分業が調整しやすくなる。
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解説
ミンツバーグの組織調整メカニズムでは「労働力の標準化(standardization of skills)」が重要な調整様式の一つとされる。教育訓練や組織社会化を通じて従業員の知識・スキル・価値観を一定水準に揃えることで、詳細な指示や監督なしに分業が調整できるようになる。よってウが最も適切。アはプロフェッショナルの活用は判断業務の多い職場(プロフェッショナル官僚制)でこそ有効性が高い。イは部品間インターフェイスの標準化は「オープンアーキテクチャ」を実現するものであり、クローズドアーキテクチャは内部統合型である(逆の説明)。エは多様な顧客対象でも目標などアウトプットの標準化は組織運営に有効で、必ず顧客満足度を低下させるとは限らない。オは目標や評価基準の標準化は部門間の公平性を高め、健全な競争と動機づけを促す場合が多く、動機づけ「低下」は一概に言えない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成24年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第12問)
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