問題
選択肢
- 1政治的行動は、影響を受けた個人の権利を尊重したものであるかどうかの倫理基準が優先される。
- 2政治的行動は、課題達成の機会ではなく脅威とみなされると防御的行動につながるが、仕事や職場環境への否定的感情に結びつかない。
- 3政治的行動は、公正かつ公平なものであると印象を管理することで正当化され、倫理的ジレンマを回避できる。
- 4政治的行動は、不確実性が高く組織目標間の優先順位について意見の不一致があるときに合意形成をつくるメカニズムである。
- 5政治的行動は、倫理的には個人の自己利益と組織目標の双方に合致していることが条件である。
正解
4. 政治的行動は、不確実性が高く組織目標間の優先順位について意見の不一致があるときに合意形成をつくるメカニズムである。
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解説
組織における政治的行動は、客観的な事実や論理的決定ルールのみでは合意形成できない状況、すなわち不確実性が高く資源配分や組織目標の優先順位に関する意見の不一致がある状況において、利害関係者間の交渉・連合形成・影響力行使を通じて合意を形成するメカニズムとして機能する。よってエが最も適切。アは政治的行動が倫理基準を「優先する」とは限らず、自己利益優先で倫理基準と緊張関係を持つことも多い。イは政治的行動が脅威と認知されれば仕事や職場環境への否定的感情(不満・ストレス)にも結びつくのが通常であり「結びつかない」は誤り。ウは印象管理で「正当化」できても倫理的ジレンマ自体は回避できないし、印象操作はむしろ倫理問題を生じやすい。オは政治的行動の倫理的条件として「個人の自己利益と組織目標の双方に合致」が必須ではなく、組織政治には自己利益のみを追求する行動も含まれる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成24年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第15問 設問2)
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