問題
選択肢
- 1(非係争義務)ライセンス対象物に対して特許権を行使しないライセンシーの義務を規定している。
- 2(非独占的ライセンス許諾)ライセンシーに対する特許権の非独占的ライセンスを規定している。
- 3(不争義務)ライセンス対象物に関する特許権の有効性を争わないライセンシーの義務を規定している。
- 4(保証の排除)第三者からの特許権に基づく訴訟がライセンシーに対して提起されない保証を排除している。
正解
1. (非係争義務)ライセンス対象物に対して特許権を行使しないライセンシーの義務を規定している。
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解説
本条項はGPL(GNU General Public License)v3の特許条項(Section 11 "Patents")の一部に相当する内容で、要点は次の2点である。 ①ライセンサー(プログラムの作成者・配布者)は、ライセンシーがこのライセンスに従って権利を行使することについて、自己が保有する必須特許クレームを主張(assert=特許侵害訴訟等)しないことを約束する。 ②ライセンシーも、自分が covered work(カバード・ワーク:ライセンス対象物)を再配布する場合は、すべての受領者に対して、自己の必須特許クレームを主張しないことを同様に約束する。 つまり、双方向の「特許不行使(非係争)」の約束を定めている条項である。 したがって、ア「(非係争義務)ライセンス対象物に対して特許権を行使しないライセンシーの義務を規定している。」が正解。 イ:非独占的ライセンスは特許権そのもののライセンス許諾だが、本条項は「assert(特許権を主張・行使しない)」という不行使約束であり、ライセンス許諾とは別概念。 ウ:不争義務は「特許の有効性を争わない(無効審判を提起しない)」義務だが、本条項は「侵害主張をしない」義務であり別物。 エ:本条項は「保証の排除(免責規定)」ではなく、特許不行使の積極的な約束(covenant)である。 よってアが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成24年度 中小企業診断士1次試験 経営法務 第14問)
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