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中小企業経営・中小企業政策難易度: 標準2012年度

中小企業診断士 過去問中小企業経営・中小企業政策 第1問

問題

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 自己資本比率が低く間接金融への依存度が高い中小企業では、金融機関との良好な関係を築いて、安定的な資金調達を行うことが望まれる。また、大企業の資金需要が低迷する中で、資金の貸し手である金融機関にとっても、中小企業への貸出機能を強化する必要性が高まっている。このため、近年では中小企業、金融機関とも接触頻度を上げて、顔の見える関係を構築することで、情報の非対称性を軽減しようとする動きを強めている。 さらに、金融機関が貸出以外の事業面での支援を通じて資金需要を喚起していく動きも広がっている。しかしながら、これら貸出以外の取り組みについては、中小企業の意識と金融機関の意識が一致していないきらいがあり、それぞれの意識について相互理解を深めて、効果的な支援が行われることが望まれている。 (設問1)文中の下線部①について、財務省「2009年度法人企業統計年報」に基づき、業種別に中小企業の自己資本比率(2009年度、中央値)を見た場合、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1卸・小売業の自己資本比率は、サービス業より高く製造業より低い。
  2. 2卸・小売業の自己資本比率は、製造業より高くサービス業より低い。
  3. 3サービス業の自己資本比率は、卸・小売業より高く製造業より低い。
  4. 4サービス業の自己資本比率は、製造業より高く卸・小売業より低い。
  5. 5製造業の自己資本比率は、卸・小売業より高くサービス業より低い。

正解

5. 製造業の自己資本比率は、卸・小売業より高くサービス業より低い。

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解説

財務省「2009年度法人企業統計年報」(中央値ベース)に基づく中小企業の業種別自己資本比率を見ると、サービス業が最も高く、次いで製造業、卸・小売業の順となる。サービス業は人的サービスが中心で固定資産投資が少なく内部留保を蓄積しやすい一方、卸・小売業は商品在庫や売上債権など運転資金を借入で賄う傾向が強く自己資本比率が低くなりやすい。製造業は設備投資負担はあるものの、長期的な内部留保により自己資本比率はその中間水準となる。したがって「サービス業 > 製造業 > 卸・小売業」となり、「製造業の自己資本比率は、卸・小売業より高くサービス業より低い」とするオが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成24年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第9問 設問1)

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