問題
選択肢
- 1今までの集中処理システムのうち、分散処理システムに移行しやすいアプリケーションを選択して、分散処理対応アプリケーションを開発し、それを稼働させるとともに、旧システムも復活できるようにしておけば、万が一の不具合にも対応できる。
- 2今までの集中処理システムをすべて廃棄し、クライアントサーバシステムに移行して、最も良く売れているERPパッケージに置き換えれば、この企業の業務は容易に現在のビジネス環境に対応できる。
- 3今までの集中処理システムを入出力部分とデータ処理部分に切り分け、データ処理部分を、アプリケーションごとにクラウドコンピューティングを行う業者に移管すれば、業務を中断することなく、現行のシステムを分散処理システムへ円滑に移行できる。
- 4集中処理システムから分散処理システムへの移行で大きな問題となるのは、外字コードが集中処理システムのアプリケーションの中に埋め込まれてしまっていることである。従って、その外字コードを削除すれば、分散処理対応アプリケーションへの移行は円滑に行うことができる。
正解
1. 今までの集中処理システムのうち、分散処理システムに移行しやすいアプリケーションを選択して、分散処理対応アプリケーションを開発し、それを稼働させるとともに、旧システムも復活できるようにしておけば、万が一の不具合にも対応できる。
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解説
システム移行で実務的に有効な手順は、移行しやすいアプリケーションから段階的に分散処理システムへ切り替え、万が一の不具合に備えて旧システムを並行稼働・復旧可能な状態に保持する「段階移行(フェーズ移行)」「並行運用」のアプローチである。リスク管理と業務継続性の観点から最も現実的であり、アが正解。イは誤りで、すべて廃棄してERPパッケージ一括導入は「容易に対応できる」とは限らず(業務フィット&ギャップ分析・カスタマイズ・データ移行・教育などが必要)、リスクが大きい。ウは誤りで、アプリケーションごとに別々のクラウド業者へ分散移管すれば、データ連携・整合性・運用ガバナンスがかえって複雑化し、業務を中断せず円滑に移行できるとは限らない。エは誤りで、移行課題は外字コードだけではなく、データ形式・文字コード・トランザクション制御・性能・運用手順など多岐にわたる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成25年度 中小企業診断士1次試験 経営情報システム 第21問)
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