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財務・会計難易度: 2014年度

中小企業診断士 過去問財務・会計 第1問

問題

現在A社は、全額自己資本で資金調達しており、その時価は10,000万円である。A社は毎期600万円の営業利益をあげており、この営業利益はフリー・キャッシュフローに等しい。MM理論が成り立つものとして、下記の設問に答えよ。 (設問1)A社が利子率2%の借入を行うことによって2,000万円の自己株式を買入消却し、負債対自己資本比率を20:80に変化させたとき、A社の自己資本利益率は何%になるか。最も適切なものを選べ。ただし、法人税は存在しないものとする。

選択肢

  1. 17%
  2. 28%
  3. 322%
  4. 424%

正解

1. 7%

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解説

法人税が存在しないMM理論(モジリアーニ=ミラー)の下では、企業価値は資本構成と無関係に一定。当初の総資本コスト(株主資本コスト=WACC)=600÷10,000=6%。借入後の負債2,000万円・自己資本8,000万円、負債利息=2,000×2%=40万円。借入後の株主帰属利益=営業利益600−支払利息40=560万円。自己資本利益率(ROE)=560÷8,000=7%。よって正解はア。法人税なしのMM定理では「負債利用に伴うWACC不変、しかしROEは財務レバレッジ効果で変化(負債コスト<資本コストの場合はROE上昇)」が成立。本問でも6%→7%にROEが上昇している。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成26年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第15問 設問1)

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