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企業経営理論難易度: 標準2019年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第6問

問題

「業界の構造分析」の枠組みに基づいて想定される、既存企業間での対抗度に関する予測として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1業界の成長率が高いと、製品市場での競合が激化して、業界全体の潜在的な収益性は低くなる。
  2. 2顧客側で生じるスイッチングコストが高い業界では、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な収益性は高くなる。
  3. 3固定費が高い業界では、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な収益性は高くなる。
  4. 4事業戦略の方向性という点で、多様なバックグラウンドを有する企業が事業を展開する業界では、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な収益性は高くなる。
  5. 5退出障壁が高いと、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な収益性は高くなる。

正解

2. 顧客側で生じるスイッチングコストが高い業界では、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な収益性は高くなる。

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解説

ポーターの業界構造分析(5フォース)における既存企業間の対抗度は、成長率・固定費・退出障壁・企業間同質性・スイッチングコスト等で決まる。イは顧客のスイッチングコストが高い業界では既存顧客の囲い込みが容易で価格競争が緩和され、業界収益性が高くなるため正しい。アは業界成長率が高いと、各社が自然な成長で売上を伸ばせるため競合は緩和され収益性は高くなる(逆の説明)。ウは固定費が高いと稼働率維持のための値引き競争が激化し収益性は低下する。エは多様な戦略方向性を持つ企業の混在は競争行動の予測困難性を高め、競合はむしろ激化しやすい。オは退出障壁が高いと不採算企業が業界に滞留し続け過剰供給が解消されないため、競合は激化し収益性は低下する。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和元年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第6問)

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