問題
選択肢
- 1経験効果に基づくコスト優位を享受するためには、競合企業を上回る市場シェアを継続的に獲得することが、有効な手段となり得る。
- 2経験効果は、ある一時点での規模の大きさから生じるコスト優位として定義されることから、経験効果が生じる基本的なメカニズムは、規模の経済と同じである。
- 3生産工程を保有しないサービス業では、経験効果は競争優位の源泉にならない。
- 4中小企業では、企業規模が小さいことから、規模の経済に基づく競争優位を求めることはできない。
- 5同一企業が複数の事業を展開することから生じる「シナジー効果」は、規模の経済を構成する中心的な要素の1つである。
正解
1. 経験効果に基づくコスト優位を享受するためには、競合企業を上回る市場シェアを継続的に獲得することが、有効な手段となり得る。
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解説
経験効果(経験曲線効果)は累積生産量の増加とともに単位コストが低下する現象で、累積生産量を増やすには市場シェアの継続的獲得が有効な手段となるためアが正しい。イは経験効果は「累積生産量」が源泉であり、ある時点の規模(規模の経済)とは別概念。経験効果は学習効果・改善・専門化等から、規模の経済は固定費分散・分業から発生する。ウはサービス業でも従業員の習熟・業務改善・ノウハウ蓄積を通じて経験効果は競争優位の源泉となる(例:マクドナルドの運営効率)。エは中小企業でも特定セグメントでの規模の経済(局所的優位)の追求や、ニッチ集中による相対的優位は可能。オはシナジー効果は「範囲の経済(economies of scope)」の源泉であり、規模の経済とは区別される概念。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和元年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第7問)
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