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企業経営理論難易度: 標準2019年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第1問

問題

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 マスメディアとさまざまなプロモーショナル・メディアを組み合わせたコミュニケーションを前提としてきた伝統的なマーケティングから、近年急速にデジタル・マーケティングへのシフトが進んでいる。このシフトは、消費者同士の情報交換がソーシャルメディアなどを介して盛んに行われるようになっていることに対応した動きでもある。 (設問1)文中の下線部①(デジタル・マーケティング)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1企業やマーケターが顧客と接したり会話したりする「タッチポイント」は、店舗などの物理的空間だけに限定せず、オンライン上にもさまざまな形で設定される。
  2. 2需給バランスや時期などに応じて価格を変動させるダイナミック・プライシングのような方法は、デジタル・マーケティングの時代になって初めて登場した価格設定方法である。
  3. 3デジタル・マーケティングにおいては、製品開発のための資金をオンライン上の多数の消費者から調達するクラウド・ソーシングの手法がしばしば用いられる。
  4. 4デジタル財の特徴として、複製が容易である(複製可能性)、他者が使用すると直ちに価値が低下する(価値の毀損性)、オンラインで瞬時に転送できる(非空間性)の3つをあげることができる。

正解

1. 企業やマーケターが顧客と接したり会話したりする「タッチポイント」は、店舗などの物理的空間だけに限定せず、オンライン上にもさまざまな形で設定される。

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解説

アはデジタル・マーケティング時代のタッチポイント(顧客接点)の多様化に関する適切な記述で正しい。タッチポイントは物理的店舗だけでなく、Webサイト、SNS、モバイルアプリ、メール、チャットボット、コネクテッド製品等、オンライン上の多様な形態に拡張されている。イのダイナミック・プライシング(需給連動価格変動)は航空・ホテル業界等で古くから「レベニュー・マネジメント」として実施されてきた手法であり、デジタル時代の発明ではない(ただしデジタル化により高度化・一般化された)。ウは資金をオンラインの多数消費者から調達するのは「クラウド・ファンディング」であり、「クラウド・ソーシング」は不特定多数からアイデアや労働力(仕事)を調達する手法(用語誤り)。エのデジタル財の特徴は①複製可能性、②非空間性は正しいが、③「価値の毀損性」は誤り。デジタル財は他者が使用しても価値は低下しない(むしろネットワーク効果で価値増加することが多い)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和元年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第30問 設問1)

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