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企業経営理論難易度: 標準2019年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第2問

問題

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 マスメディアとさまざまなプロモーショナル・メディアを組み合わせたコミュニケーションを前提としてきた伝統的なマーケティングから、近年急速にデジタル・マーケティングへのシフトが進んでいる。このシフトは、消費者同士の情報交換がソーシャルメディアなどを介して盛んに行われるようになっていることに対応した動きでもある。 (設問2)文中の下線部②(消費者同士の情報交換)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1クチコミには、経験しないと判断できない「経験属性」に関する情報が豊富に含まれている。
  2. 2クチコミの利便性を向上するために、クチコミを集約したランキングや星評価などが導入されたことにより、かえってクチコミの利便性が低下している。
  3. 3消費者同士がオンライン上で交換したクチコミ情報が蓄積される場所は、蓄積される情報や場の運営に関して消費者が主導権を持っているという意味で「オウンドメディア」と呼ばれる。
  4. 4マーケターが、企業と無関係な消費者であるかのように振る舞って情報を受発信することは、当該企業にとっての長期的利益につながる。

正解

1. クチコミには、経験しないと判断できない「経験属性」に関する情報が豊富に含まれている。

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解説

アはクチコミ情報の本質的価値に関する適切な記述で正しい。商品・サービスの属性は①探索属性(事前に客観評価可能)、②経験属性(使用してみないと評価できない)、③信頼属性(使用後も評価困難)に分類されるが、クチコミは経験属性(味、使い心地、サービス品質等)に関する情報を消費者目線で豊富に伝える点で価値が高い。イのランキング・星評価はクチコミの集約・要約により情報処理コストを下げる仕組みで、利便性は「向上」する(低下ではない)。ウは消費者主導のオンライン情報交換の場(レビューサイト、SNS等)は「アーンドメディア」(評判形成媒体)や「ペイドメディアと対比される消費者主導メディア」と呼ばれ、「オウンドメディア」(企業自身が運営する自社メディア)とは異なる概念。エはマーケターが消費者を装って情報発信する「ステルスマーケティング(ステマ)」は発覚時の信頼失墜・ブランド毀損リスクが大きく、長期的利益にはつながらない(むしろ景品表示法等で規制対象)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和元年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第30問 設問2)

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