診断士に戻る
経済学・経済政策難易度: 標準2023年度

中小企業診断士 過去問経済学・経済政策 第22問

問題

特定の財の市場において競合関係にある企業同士が、同一価格での販売を約束するカルテルを結ぶことは、互いの企業にとって有利となる場合がある。ここで企業Xと企業Yは、それぞれ一定の販売価格で合意したカルテルを守るか、あるいはそれを破ってより低い価格で販売するかを選択するものとする。下表は、両企業の利得表であり、カッコ内の左側が企業Xの利得、右側が企業Yの利得を表している。このゲームに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。 【利得表】 企業X「カルテルを守る」×企業Y「カルテルを守る」:(50, 40) 企業X「カルテルを守る」×企業Y「カルテルを破る」:(−20, 60) 企業X「カルテルを破る」×企業Y「カルテルを守る」:(60, −20) 企業X「カルテルを破る」×企業Y「カルテルを破る」:(0, 0) a 企業Xが「カルテルを守る」場合において、企業Yの最適反応は「カルテルを破る」である。 b 企業Yが「カルテルを守る」場合において、企業Xの最適反応は「カルテルを守る」である。 c このゲームにおけるナッシュ均衡は、企業X、企業Yともに「カルテルを守る」ケースである。 d このゲームにおけるナッシュ均衡は、企業X、企業Yともに「カルテルを破る」ケースである。

選択肢

  1. 1aとc
  2. 2aとd
  3. 3bとc
  4. 4bとd

正解

2. aとd

詳しい解説を見る

解説

囚人のジレンマ型の利得構造。a正:Xが「守る」場合、Yの利得は守る40、破る60。よってYの最適反応は「破る」(60>40)。b誤:Yが「守る」場合、Xの利得は守る50、破る60。よってXの最適反応は「破る」(60>50)、「守る」ではない。c誤:「ともに守る」では各企業に破るインセンティブがあり(Xは50→60、Yは40→60)、ナッシュ均衡ではない。d正:「ともに破る」では各企業の利得は0、しかし片方が「守る」に変更すると-20で損失が拡大するため、両企業とも最適反応として「破る」を続ける→ナッシュ均衡。よって『aとd』が正解。両企業協調(双方守る)の方が総利得は大きいがナッシュ均衡にはならない、典型的なジレンマ。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第22問)

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7073問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。