問題
選択肢
- 1自分には目標を達成できる能力があるという信念を持つ人ほど、達成が困難な状況になると目標を断念する傾向があるため、自分の能力を過信しないように部下に伝えた。
- 2達成に多くの努力を要する目標は、達成できる見込みが立てづらく部下からの反発や抵抗が予想されるため、容易に達成できる業績目標を設定した。
- 3達成の難易度が高い目標を設定するにあたっては、部下にその目標を受容させることが重要であるため、その目標が公正で妥当であることを強調して部下に伝えた。
- 4一人ひとりの目標の内容が職場で公表されると、目標に対するコミットメントが阻害されるため、各自の目標が互いに知られることのないように配慮した。
- 5明確な数値目標を設定すると、目標達成に対する心理的プレッシャーが高まり、部下の達成意欲が低下するため、自由に解釈できる定性的な目標を設定した。
正解
3. 達成の難易度が高い目標を設定するにあたっては、部下にその目標を受容させることが重要であるため、その目標が公正で妥当であることを強調して部下に伝えた。
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解説
ロック&レイサムの目標設定理論では「困難で具体的な目標が高いパフォーマンスを生む」が、その効果には目標へのコミットメント(受容)が必要条件となる。困難な目標を受容してもらうには、その目標が公正・妥当であることを納得させることが重要であり、「目標が公正で妥当であることを強調して部下に伝えた」とする記述が正しい。自己効力感(達成能力への信念)が高いほどパフォーマンスが上がり困難状況でも諦めにくくなる(過信しないよう伝えるのはむしろ逆効果)。目標設定理論では「困難で具体的な目標」がパフォーマンスを高めるため、容易に達成できる目標設定は理論に反する。目標を公開することで他者からの承認・社会的圧力がコミットメントを高めるため、互いに知られないよう秘匿するのは逆効果。「明確で具体的な数値目標」が動機づけを高めるため、曖昧な定性目標は理論に反する。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第17問)
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