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経済学・経済政策難易度: 難2024年度

中小企業診断士 過去問|経済学・経済政策 第20問

問題

下図は、ある観光資源に関する消費の外部不経済を示している。観光客の増加に伴う交通渋滞やゴミの投棄など、観光資源の消費は近隣の環境や住民に無視できない損害を生じさせる場合がある。観光資源に対する消費者(観光客)の限界価値曲線はD0であるが、第三者への損害を考慮した場合の社会的限界価値曲線はD1である。この図に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 完全競争市場での均衡下で生じる死荷重は、四角形GFHEである。 b 完全競争市場での均衡下での外部不経済は、四角形CAHEである。 c 社会的に最適な消費が実現したときの社会的余剰は、四角形CBFGである。 d 社会的に最適な消費が実現したときの外部不経済は、四角形CAFGである。
経済学・経済政策の図表

選択肢

  1. 1aとb
  2. 2aとd
  3. 3bとc
  4. 4bとd

正解

4. bとd

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解説

消費の外部不経済の図。観光客の私的な限界価値がD0、第三者への損害(限界外部費用=D0とD1の縦の差、C-A)を差し引いた社会的限界価値がD1で、供給曲線Sは限界費用を表す。完全競争市場では、D0とSの交点Eで消費量が決まる。社会的に最適な消費量は、D1とSの交点Fで決まる。点GはFの消費量でのD0上の点、点HはEの消費量でのD1上の点である。 a誤:最適な量(F)を超えて均衡の量(E)まで消費する部分では、社会的限界価値D1が限界費用Sを下回る。死荷重は、このD1とSの間の三角形FEHである。四角形GFHEはこの部分の消費に伴う外部不経済(D0とD1の差×数量)で、そのうち三角形GFEは消費者・生産者の私的な純便益(D0とSの差)で打ち消されるので、差し引いた三角形FEHが死荷重になる。 b正:完全競争市場の均衡での外部不経済の総額=限界外部費用(D0とD1の差)×均衡の消費量=四角形CAHE。 c誤:社会的に最適な消費が実現したときの社会的余剰は、D1とSの間の三角形ABFである。四角形CBFGはD0とSの間の面積(外部不経済を考えない私的な余剰)で、ここから外部不経済の四角形CAFGを差し引くと三角形ABFになる。 d正:社会的に最適な消費量での外部不経済=限界外部費用×最適な消費量=四角形CAFG。 よってbとdの「エ」が正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和6年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第18問)

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