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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第262問

問題

銀行が預金の一定割合を中央銀行に預け入れる比率を何というか?

選択肢

  1. 1預金準備率(法定準備率)
  2. 2自己資本比率
  3. 3預貸率
  4. 4流動性カバレッジ比率

正解

1. 預金準備率(法定準備率)

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解説

銀行は集めた預金をすべて貸し出してよいわけではなく、その一定割合を中央銀行(日本では日本銀行)に預けておくよう義務づけられています。この比率が「預金準備率(法定準備率)」です。支払準備率とも呼ばれます。 これは金融政策の道具の一つ。たとえば準備率が10%なら、銀行は100万円の預金のうち10万円を日銀に置き、残り90万円を貸し出せます。準備率を引き上げると、手元に縛られるお金が増えて貸し出せる余力が縮み、世の中に出回るお金(マネーサプライ)が減る=引き締め。逆に引き下げれば貸出余力が広がり、お金が増える=緩和になります。さらにこの準備率は、銀行が貸し出し→預金→また貸し出し…と信用創造で生み出せるお金の倍率(信用乗数=おおむね準備率の逆数)も左右します。準備率が低いほど乗数は大きく、少しの元手で大きなマネーが生まれます。 似た用語と区別しましょう。自己資本比率は「資産に対して自前の資本をどれだけ持つか」という銀行の健全性の指標(BIS規制など)。預貸率は預金に対する貸出の割合で経営状態を見る指標。流動性カバレッジ比率(LCR)は、短期の資金流出に耐えられるだけの高品質な流動資産を持っているかを見るバーゼル規制の指標で、中央銀行への預け入れ比率のことではありません。これらは中央銀行が直接コントロールする政策手段ではありません。預金準備率=「日銀に預ける割合を上下させてマネー量を調整する道具」と覚えてください。

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